カラス対策について

カラスによる農作物の食害やごみ集積所の散らかしなど全国各地でさまざまな問題が発生しています。こうしたカラス問題は盛岡市内でも確認されています。

盛岡市の取り組み

カラス問題の一つに,カラスの集団ねぐらがあります。夕方になると数千羽近くが集まり,鳴き声による騒音や糞の落下による悪臭などの被害が出ています。

盛岡市は1980年頃から集団ねぐらによる被害がある愛宕山で追い払い実験を行ってきました。アドバルーンやカッコウの鳴き声,フラッシュランプ,警戒音などの方法を試しましたが,場所を移動するといった効果は見られたものの,集団ねぐらを解消するまでには至っていません。

また,岩手大学や岩手県立大学と共同で行ったカラスの行動追跡調査では,生ごみ以外の餌として,虫や果実のない冬季でも郊外の果樹園や牧場に飛来して地面に放置された果実や家畜飼料などを餌としていることが分かりました。

カラスの飛来

カラスによる被害を減らすために

農地や畜舎での餌場対策

収穫しない農作物は農地に置いたままにせず,なるべく埋めたり,シートで覆うなどしてカラスから見えないようにしましょう。また,畜舎の隙間にネットを張るなどして侵入口をなくし,家畜や飼料被害を防止しましょう。

ごみ集積所での対策

餌を探してごみ集積所を散らかすことがあります。ごみをネットなどでしっかりと覆い,はみ出したり,ネットの外に置いたりしないようにしましょう。

餌付けをしない

カラスに限らず,野生生物は人が餌を与えることでそれらの食べ物に依存するようになり,人馴れが進んで個体数が増加し,生態系を乱す原因となります。餌付けをしないようにしましょう。

巣に近づかない

繁殖期(4月から7月頃)はヒナを守るため,縄張りに人が入ると,威嚇・攻撃することがあります。カラスの巣や幼鳥を見つけても近づかずに見守るようにしましょう。ヒナが巣立つと威嚇・攻撃は自然と収まります。
また,カラスが人を突然襲うことはなく,最終的な攻撃にいたるまでには威嚇の段階があります。「ガーッ,ガーッ,ガーッ」と大きな声で鳴いていることに気がついたら,すぐにその場から離れましょう。カラスは後頭部を狙って威嚇・攻撃をしますので,どうしても巣や幼鳥のそばを通らなければならない場合は,傘をさすのが有効です。
※カラスを含む野生鳥獣は,鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律により,許可無く巣の撤去や卵・ヒナの捕獲することはできません。
※卵,ヒナがいない空の巣の撤去に許可は必要ありません。過去に使った巣を次の子育てに再利用する場合があるので,空の巣は撤去しておきましょう。

カラス追い払い用機材の貸出しについて

カラス追い払い用の機材の貸出しを行っています。

貸出窓口:盛岡市環境部環境企画課(盛岡市役所若園町分庁舎 盛岡市若園町2番18号 電話019-613-8419)

貸出物品名 説明
貸出期間
備考
からす鉄報隊
音を発生しカラスを追い払う
14日以内
別途電源が必要
からす鉄報隊
ハンディータイプ
音を発生しカラスを追い払う
14日以内
LEDライト
カラスに光を照射し追い払う
30日以内
夜間カラス追い払い用

対象:市内に住所を有する個人及び市内に所有地を有する法人

料金:無料

※追い払い方法については貸出しの際に説明します。
※数に限りがありますので,原則1台までの貸出しとさせていただきます。在庫状況等によって貸出しできない場合がありますので,事前に電話でお問い合わせください。
※要綱,申請についてはこちらをご覧ください→盛岡市カラス被害防除機材貸出要領申請書