廃熱ボイラでは,850度から950度の高温の燃焼ガスの熱を利用し水の入った管を温め,高圧の過熱蒸気を作っています。作られた蒸気は蒸気タービン発電機に送られ,発電しています。
形式:単胴式自然循環形水管式廃熱ボイラ
蒸気量:1基につき最大1時間あたり21.21t
蒸気温度:270度~290度
最高使用圧力:2.254メガパスカル
常用圧力:1.764メガパスカル
高温の燃焼ガスは,廃熱ボイラで水を温めることで約250度まで冷却されます。これは,燃焼ガス温度が300度前後で有害物質を再合成することから,その温度帯を速やかに通過させることで,有害物質の発生を抑制するためです。